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毛布 - あなたをくるんでくれるもの

毛布 - あなたをくるんでくれるもの

「――いつも誰かの姿、誰かの言葉が
毛布になってくれていた。」
2022年3月30日発売
四六判 296ページ
定価:本体2,200円+税
ISBN 9784768316030

「――いつも誰かの姿、誰かの言葉が
毛布になってくれていた。」

言葉と絵で「物語」を表現する作家・安達茉莉子の初エッセイ集。彼女は自らの望む道を模索する中で得た考えや感情を瑞々しく掬い上げた文章と、心にあかりを灯すような絵で確実に読者を増やし続けてきました。本書は自分自身を大切にすることが難しかったり、ふと立ち止まってしまったりした時にも「毛布」のように包み込み、心を温めてくれる一冊です。

暗闇にいたとき、安達さんの言葉と絵が放つ光に抱きしめられました。その光を誰かにきっと手渡したくなります。……竹中万季 (me and you)

小さな光が記憶の傷痕をひそやかに埋めていき、いつかの自分の味方になる。この本は人間の魂を気にかけてる。……野村由芽 (me and you)

装丁:惣田紗希
校正:牟田都子

【目次】
6 はじめに
14 喪失と痛み、記憶について
28 光について i —— 熾火・火を熾す
38 光について ii —— いつかの、いくつかの夜
43 光について iii —— 消えない光、瞬き
56 日常について —— 生まれてきたのだから 
66 Tell me your deepest desire —— あなたの最も深い欲望を聞かせてごらん
90 「傷」を癒す・過去の「怒り」を許す
98 言の葉を落とす
108 「今はもう大丈夫」 —— バスタブのイメージワーク
116 ワーキングアーティスト
136 自分のことを「女」だと思えなかった人と、フェミニズム
156 Change the world
186 愛の話 —— アーノルド・ローべルとがまくんとかえるくんの物語
204 言葉をなくしたように生きる人達 
216 おわりに
236 付録:Free at Last —— これから生まれてくる「私」への、今の「私」からの手紙

【著者について】
安達 茉莉子(アダチ マリコ)
作家。言葉と絵で「物語」を表現する。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』(ビーナイス)、『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』(MARIOBOOKS)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(本屋・生活綴方出版部)他。
Web:mariobooks.com
Instagram:andmariobooks
Twitter:andmariobooks

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