イメージ:第213回ザ・チョイス フクナガシマさん〔ハカセ:長嶋有さん、助手:福永信さん〕の審査

第213回ザ・チョイス フクナガシマさん〔ハカセ:長嶋有さん、助手:福永信さん〕の審査

フクナガシマ(作家の長嶋有さん、福永信さんによる共同ペンネーム)のお2人による審査が2019年10月23日に行われました。応募者は203名、応募点数はおよそ700点です。その審査の様子と結果をレポートします。

イラストレーターやデザイナーによる審査が多いザ・チョイス。しかし今回は、初めて審査員に小説家として活躍するお2人を迎えました。カルチャーに通じ、文芸の世界から多くの絵を観てきたフクナガシマさんが、入選10名、準入選6名を選出します。

1次審査では、裏面に記載された応募情報やタイトルも確認しながら、1点ずつ作品を吟味していきます。「これって何を描いていると思う……?」「観れば観るほどよくなるね」など、すべての作者に対して感想を伝え合うお2人。全作品を観るのにかけた時間は、実に4時間。1次審査では基準を設定するという方針の基、慎重かつ熱心に作品を確認し、8割以上が2次審査に進むことになりました。

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続いては2次審査。選考基準は一段と高くなり、長嶋さん、福永さんそれぞれがいいと感じた作品だけを選んでいきます。ここで候補作の数はぐっと絞られ、最終選考の対象者は37名となりました。

机の上に並べられた最終選考の作品。最後に、ここから入選10名、準入選6名を選びます。入選は、これまでの審査を経て2人の印象に強く残った作品を中心に決定。準入選は入選よりも悩んでいる様子が伺えましたが、全体のバランスを考慮したり、1度はずした作品を再び見返したりしながら、1時間近くかけて6名を選び抜きました。 14時からスタートした審査が終了したのは、間も無く21時を迎える頃。ほぼ休憩なし(食事もなし)。長丁場となった白熱の審査によって、フクナガシマのお2人らしい作品がチョイスされました。

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フクナガシマさんの詳しい審査評、そして気になる今回の入選作品は、2020年1月18日発売のイラストレーションNo.225に掲載致します。 審査結果は、以下の通りです。

【入選】

●水野朋子(茨城県)●長谷川海、松澤加奈子(埼玉県) ●あやいろ、しまだたかひろ、手塚健陽、てぃー、早瀬とび、(東京都) ●中矢篤志(愛知県)●ミヤタタカシ(広島県)

【準入選】

●高橋郁恵(埼玉県)●片西幸夫、林タロウ(東京都) ●山本真也(三重県)●前田登志春(大阪府)●リ ジャスミン(沖縄県)

最終選考まで残った方々▼

タムラヨウイチ(北海道)、清水織恵(福井県)、出口瀬々(埼玉県) 尾崎雅季、川久保美紅、Kie Pinoko、Kouchill、坂口みな、菅幸子、藤田明、増田恵、 ミナミスグル、三宅由華、やましお(東京都)あんどうえりこ(神奈川県) 横山靖子(静岡県)尾﨑友香(三重県)namoyono(京都府)前田薫子(大阪府) うらあゆみ(和歌山県)シンドウサヤカ(長崎県)


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