第172回 山村浩二の審査
アニメーション作家の山村浩二さんによる第172回の審査が3月31日に行われました。 その結果を報告します。応募人数約600人,応募点数約1,700点。
会場に到着し編集部からの説明の後、第1次審査がスタート。
まずは次の選考に「残すもの」と「そうでないもの」を選びます。
山村さんは静かに「残します」「これはアウトでお願いします」とジャッジ。
第1次選考が終了した時点で休憩。第1次選考の感想をお聞きしました。
「女子的な絵が多かったですね。キャラクター物も多いなという印象ですね。
残すか残さないかは、絵に気持ちが入っているかどうかです。テクニックでこなしているような絵は残していないと思います」
休憩を終え、第2次選考を開始。第1次選考と同じ要領で、「残すもの」「そうでないもの」を選びます。
「悩みますねえ。もう1度後で見ます。保留にして下さい」
最終選考には約40名が残りました。残った作品を全て机の上に乗せ、準入選、入選を選びます。
1、2次選考時よりもさらにじっくりと作品を審査する山村さん。そしてついに入選10名、準入選6名が決定。
「自分自身がアニメーションを作っていることもあり、最終的には絵の中に動きを感じさせたり、物語が感じとれるような作品を選びましたね」と山村さん。
選んだ作品は2010年5月27日発売号に掲載されます。お楽しみに!
審査結果
■入選
はぎやまたかひろ、志水 洋、菊池留美子(東京都)
小川かなこ(神奈川県)
若松哲也(埼玉県)
マスダカルシ(静岡県)
辻 恵、石黒万友佳(愛知県)
中尾広道(大阪府)
駒井和彬(兵庫県)
■準入選
田口実千代、大久保厚子(東京都)
浅羽容子(神奈川県)
丸山一葉(群馬県)
田村祐子(埼玉県)
西村裕之(京都府)
■最終選考まで残った人々
高柳浩太郎、白石裕美子、mizuho、山元かえ、ひぐちまさこ、今竹 智、大串ゆうじ、狩野岳朗、早川世詩男、土谷寛子(東京都)
中野智晴、京江倫子、永島壮矢、志佐なおこ、中島尚子(神奈川県)
大井 梓(千葉県)
ミッキーオーソラン(栃木県)
石井宏史、大内美子(茨城県)
ワダマユコ(兵庫県)
近藤晃美、アカサカヒロコ、光内亘利(大阪府)
早川乃梨子(京都府)