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ハリウッド映画の実例に学ぶ映画制作論 BETWEEN THE SCENES
~巧みなストーリーテリング・編集の秘訣は『場面転換』を知ること~
2018年2月28日発売
B5変型判 144ページ
定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-7683-0940-7
B5変型判 144ページ
定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-7683-0940-7
~巧みなストーリーテリング・編集の秘訣は
『場面転換』を知ること~
●本書より抜粋
「場面転換なんて、ただシーンをつなぎ合わせるだけのことじゃないか」
―― そう考える人もいるだろう。
だが、この本を最後まで読み終える頃にはこう思うはずだ。
「シーンなんて、ただ場面転換をつなぐためだけのものだ。」
シーンの間にあるものを掘り下げていくことは、映画製作の技を極める新たなアプローチだ。
場面転換により一層注意を払うことで、全く新しい可能性の扉が開く。
シーンや骨組み、筋書き上のポイントなどが
書かれている本はほかにたくさんある。
しかし読んでもらえば分かるように、
この本はシーンの中で起こっていることについてはほとんど触れていない。
その代わり、一つのシーンの終わりと
次のシーンの始まりに起こることについて述べている。
そこは、必然的に物語に動的変化が生じる部分であり、
ゆえに注目に値するのだ。
そして、複数のシーンの塊がどのように組み合わさり、
互いにどんな影響を与え合うか――それについても探っていく。
●本の概要
新旧のハリウッド映画の名作における
『場面転換』の実例を元にストーリーの組み立て方や
映像編集の秘訣を勉強していく解説書です。
●著者プロフィール
ジェフェリー・マイケル・ベイズ
映像学者、映画監督、ラジオプロデューサー。ラ・トローブ大学(オーストラリア・メルボルン)映画学修士課程修了、ウェブスター大学(米国ミズーリ州セントルイス)コミュニケーション学部卒業。XMサテライト・ラジオ(現シリウスXMラジオ)で全米にて放送された長編ラジオドラマ『Not From Space』(2003年)を手掛けたことで最もよく知られている。この番組の制作により、インターネットを使ったオーディオドラマのパイオニアとして世界的な評価を獲得し、マーク・タイム賞ならびにコミュニケーター・アワード金賞を受賞。アルフレッド・ヒッチコックの映像技術の支持者として彼の右に出る者はいない。人気ブログサイト「How to Turn Your Boring Movie Into a Hitchcock Thriller」を発信し続けるとともに、ヒッチコックへのオマージュとして、サスペンス映画『Offing David』(2008年、オーストラリア)を監督。米国ミズーリ州出身。同地で育つ。民間空中哨戒部隊の中佐士官候補生としての服務経験を有する。オーストラリア・メルボルン在住。
●章立て
1章:場面転換とは
2章:ぶつかり合うロケーションを選ぶ
3章:出来事をつなげる
4章:感情のピーク――移動中の主人公
5章:感情の引き潮――風景と息抜き
6章:音楽と場面転換
7章:シーンの組み合わせ
8章:タイムマシーン
9章:ケーススタディ:リドリー・スコットの『グラディエーター』(史上最長8分に及ぶ場面転換)
10章:テレビと映画の場面転換比較
●掲載映画
『11:14』(2003年)、監督:グレッグ・マルクス
『2001年宇宙の旅』(1968年)、監督:スタンリー・キューブリック
『インサイド・マン』(2006年)、監督:スパイク・リー
『ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた』(2007年)、監督:エイドリアン・シェリー
『エイリアン』(1979年)、監督:リドリー・スコット
『エレファント』(2003年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『おかしなおかしなおかしな世界』(1963年)、監督:スタンリー・クレイマー
『オズの魔法使』(1939年)、監督:ヴィクター・フレミング
『Offing David』(2008年)、監督:ジェフェリー・マイケル・ベイズ
『終わりで始まりの4日間』(2004年)、監督:ザック・ブラフ
『救命艇』(1944年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『クラッシュ』(2004年)、監督:ポール・ハギス
『グラディエーター』(2000年)、監督:リドリー・スコット
『サイコ』(1960年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
『GERRY ジェリー』(2003年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『シャイニング』(1980年)、監督:スタンリー・キューブリック
『ジョーズ』(1975年)、監督:スティーヴン・スピルバーグ
『シリアナ』(2005年)、監督:スティーヴン・ギャガン
『スター・ウォーズ』三部作(1977 ~2005年)、監督:ジョージ・ルーカス
『スフィア』(1998年)、監督:バリー・レヴィンソン
『セイム・タイム、ネクスト・イヤー』(1978年)、監督:ロバート・マリガン
『卒業』(1967年)、監督:マイク・ニコルズ
『タイタニック』(1997年)、監督:ジェームズ・キャメロン
『タイムコード』(2000年)、監督:マイク・フィギス
『逃亡者』(1993年)、監督: アンドリュー・デイヴィス
『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(1989年)、監督:ジェレマイア・チェチック
『バベル』(2006年)、監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
『ファウンテン 永遠につづく愛』(2006年)、監督:ダーレン・アロノフスキー
『フェイス/オフ』(1997年)、監督:ジョン・ウー
『フォーン・ブース』(2002年)、監督:ジョエル・シュマッカー
『フロム・ヘル』(2002年)、監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
『ホット・ファズ―(ダッシュ)俺たちスーパーポリスメン!―(ダッシュ)』(2007年)、監督:エドガー・ライト
『ミッション・トゥ・マーズ』(2000年)、監督:ブライアン・デ・パルマ
『ミラーズ・クロッシング』(1990年)、監督:ジョエル・コーエン
『ユーロトリップ』(2004年)、監督:ジェフ・シェイファー
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)、監督:ダーレン・アロノフスキー
『ロープ』(1948年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
【Page Sample】
『場面転換』を知ること~
●本書より抜粋
「場面転換なんて、ただシーンをつなぎ合わせるだけのことじゃないか」
―― そう考える人もいるだろう。
だが、この本を最後まで読み終える頃にはこう思うはずだ。
「シーンなんて、ただ場面転換をつなぐためだけのものだ。」
シーンの間にあるものを掘り下げていくことは、映画製作の技を極める新たなアプローチだ。
場面転換により一層注意を払うことで、全く新しい可能性の扉が開く。
シーンや骨組み、筋書き上のポイントなどが
書かれている本はほかにたくさんある。
しかし読んでもらえば分かるように、
この本はシーンの中で起こっていることについてはほとんど触れていない。
その代わり、一つのシーンの終わりと
次のシーンの始まりに起こることについて述べている。
そこは、必然的に物語に動的変化が生じる部分であり、
ゆえに注目に値するのだ。
そして、複数のシーンの塊がどのように組み合わさり、
互いにどんな影響を与え合うか――それについても探っていく。
●本の概要
新旧のハリウッド映画の名作における
『場面転換』の実例を元にストーリーの組み立て方や
映像編集の秘訣を勉強していく解説書です。
●著者プロフィール
ジェフェリー・マイケル・ベイズ
映像学者、映画監督、ラジオプロデューサー。ラ・トローブ大学(オーストラリア・メルボルン)映画学修士課程修了、ウェブスター大学(米国ミズーリ州セントルイス)コミュニケーション学部卒業。XMサテライト・ラジオ(現シリウスXMラジオ)で全米にて放送された長編ラジオドラマ『Not From Space』(2003年)を手掛けたことで最もよく知られている。この番組の制作により、インターネットを使ったオーディオドラマのパイオニアとして世界的な評価を獲得し、マーク・タイム賞ならびにコミュニケーター・アワード金賞を受賞。アルフレッド・ヒッチコックの映像技術の支持者として彼の右に出る者はいない。人気ブログサイト「How to Turn Your Boring Movie Into a Hitchcock Thriller」を発信し続けるとともに、ヒッチコックへのオマージュとして、サスペンス映画『Offing David』(2008年、オーストラリア)を監督。米国ミズーリ州出身。同地で育つ。民間空中哨戒部隊の中佐士官候補生としての服務経験を有する。オーストラリア・メルボルン在住。
●章立て
1章:場面転換とは
2章:ぶつかり合うロケーションを選ぶ
3章:出来事をつなげる
4章:感情のピーク――移動中の主人公
5章:感情の引き潮――風景と息抜き
6章:音楽と場面転換
7章:シーンの組み合わせ
8章:タイムマシーン
9章:ケーススタディ:リドリー・スコットの『グラディエーター』(史上最長8分に及ぶ場面転換)
10章:テレビと映画の場面転換比較
●掲載映画
『11:14』(2003年)、監督:グレッグ・マルクス
『2001年宇宙の旅』(1968年)、監督:スタンリー・キューブリック
『インサイド・マン』(2006年)、監督:スパイク・リー
『ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた』(2007年)、監督:エイドリアン・シェリー
『エイリアン』(1979年)、監督:リドリー・スコット
『エレファント』(2003年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『おかしなおかしなおかしな世界』(1963年)、監督:スタンリー・クレイマー
『オズの魔法使』(1939年)、監督:ヴィクター・フレミング
『Offing David』(2008年)、監督:ジェフェリー・マイケル・ベイズ
『終わりで始まりの4日間』(2004年)、監督:ザック・ブラフ
『救命艇』(1944年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『クラッシュ』(2004年)、監督:ポール・ハギス
『グラディエーター』(2000年)、監督:リドリー・スコット
『サイコ』(1960年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
『GERRY ジェリー』(2003年)、監督:ガス・ヴァン・サント
『シャイニング』(1980年)、監督:スタンリー・キューブリック
『ジョーズ』(1975年)、監督:スティーヴン・スピルバーグ
『シリアナ』(2005年)、監督:スティーヴン・ギャガン
『スター・ウォーズ』三部作(1977 ~2005年)、監督:ジョージ・ルーカス
『スフィア』(1998年)、監督:バリー・レヴィンソン
『セイム・タイム、ネクスト・イヤー』(1978年)、監督:ロバート・マリガン
『卒業』(1967年)、監督:マイク・ニコルズ
『タイタニック』(1997年)、監督:ジェームズ・キャメロン
『タイムコード』(2000年)、監督:マイク・フィギス
『逃亡者』(1993年)、監督: アンドリュー・デイヴィス
『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(1989年)、監督:ジェレマイア・チェチック
『バベル』(2006年)、監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
『ファウンテン 永遠につづく愛』(2006年)、監督:ダーレン・アロノフスキー
『フェイス/オフ』(1997年)、監督:ジョン・ウー
『フォーン・ブース』(2002年)、監督:ジョエル・シュマッカー
『フロム・ヘル』(2002年)、監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
『ホット・ファズ―(ダッシュ)俺たちスーパーポリスメン!―(ダッシュ)』(2007年)、監督:エドガー・ライト
『ミッション・トゥ・マーズ』(2000年)、監督:ブライアン・デ・パルマ
『ミラーズ・クロッシング』(1990年)、監督:ジョエル・コーエン
『ユーロトリップ』(2004年)、監督:ジェフ・シェイファー
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)、監督:ダーレン・アロノフスキー
『ロープ』(1948年)、監督:アルフレッド・ヒッチコック
【Page Sample】